DEATH IN VENICE

ずっと前から気になっていた作品、 『ベニスに死す』を観ました。

オープニングから通して、映像美が素晴らしかった。
蒸し暑い空気が肌に感じるようで、夕焼けのショットもすごく綺麗。
そして何よりタージオ(ビョルン・アンドレセン)の美しさ!
息を呑む美しさってこういうことか…





よくわからなかった部分が結構多く、
見終わってから解説を見てようやく理解しました。苦笑




主人公の老作曲家は、自身の美の概念を打ち砕くほど美しい少年との出会いに
混乱し、けれども追い求め、醜くなりゆく自分を笑いながら死んでゆく。
切なくて悲しくて、でも幸せそうな主人公の顔にすこし救われて…



解説読んでもう一回観ないとダメだ!もう一回観よう!


本当に綺麗だな〜




お洒落してタージオの姿を追う主人公に胸が締め付けられる思いだった。
傍から見たら完全に道化師な主人公…
恋してしまって堕ちていく様をすごく上手に表現していた。監督すごいな。





主人公が観た最後のタージオ。
絶対的な存在美が前面に押し出されていて、この構図も素晴らしいと思った。




いやはや名作たる所以がわかる作品でした。
文句なしだ!原作も読んでもう一回観直さなきゃ。




最後に。
大好きなイラストレーター、宇野亜喜良が描いた『ベニスに死す』